あいさつする海江田万里代表

11月12日、民主党本部にて「全国男女共同参画担当者会議・新人女性候補者研修会」が開催された。都道府県連の男女共同参画担当者を対象に民主党がこれまで行ってきた子ども・男女共同参画の政策についての報告と、新人女性議員候補者に向けて選挙活動の取り組みについて確認した。

冒頭、あいさつに立った海江田万里代表は、党改革創生会議で議論し『男女共同参画の政党として生まれ変わること』が提言されたとして、それをふまえ、「女性候補者の立候補と当選する組織づくりに向けて取り組んできた」と述べた。
そして、安倍政権が解散・総選挙を行おうとしていることに対し「国民の生活を無視した、国民の生活を投げ捨てた解散だ」と批判。「安倍総理の無責任さを問い詰めていくとともに、女性国会議員全員の当選を本部として全面的にバックアップしていく」と語った。

次に、神本美恵子男女共同参画推進本部長より男女共同参画社会の実現に向け、海江田代表直轄の機関として『男女共同参画委員会』から『男女共同参画推進本部』へと変更されたことが報告され、「民主党が男女共同参画の政党として生まれ変わるキックオフの日。有意義な会議にしてほしい」と述べた。

報告に立つ神本美恵子男女共同参画推進本部長

男女共同参画推進本部副部長の辻元清美ネクスト内閣府特命大臣(新しい公共・社会的包摂・消費者及び食品安全・男女共同参画・子どもの貧困・自殺対策・NPO)からは『子ども・男女共同参画政策について』と題し、民主党が進めている『多様なライフスタイルの多様なニーズに応じたきめ細やかな支援』として、人の誕生から老後までの生活にそった支援、政策の詳細を説明。その上で、「アベノミクスは女性を苦しめている。一生女性が派遣として働かなくてはならないような派遣法改悪をしようとしている」と指摘し、「民主党はボトムアップで地域力を高め、女性個人が輝いて経済が成長していく社会を実現していく」と語った。

意見交換では参加者から、発達障がい者への就労支援や一人暮らしの貧困高齢者への支援について、法整備に取り組んでほしいと要望が出た。また栃木県連より参加した県議会議員選挙(日光市選挙区)へ立候補を予定している平木ちさこさんもフードバンク宇都宮の現況を報告し、「生活困窮者への支援を早急に対応してほしい」と要請した。

その後、新人女性議員に対し、枝野幸男幹事長より『今国会の取り組みについて』と馬淵澄夫選挙対策委員長より『選挙活動について』と題した講演があり、自身の選挙運動の取り組み方や、有権者へのアピール方法等、経験に基づく話がされ、女性議員候補者たちは内容に聞き入った。

研修会後は、新宿駅西口に移動し街頭活動を行い、女性候補者たちは男女共同参画本部の取り組みや自身の活動、安倍政権の身勝手な解散について訴えた。

報告に立つ辻元清美男女共同参画推進本副本部長

街宣する女性候補予定者(中央:平木ちさこ候補予定者(栃木県議会議員選挙(日光市選挙区))