12月7日、宇都宮市内において「自治体議員フォーラム栃木 第6回定期総会」が記念講演と2部構成で開催された。

『自治体議員フォーラム栃木(代表:佐藤栄県議)』は栃木県連内に組織し、自治体議員及びOB議員、民主塾生を含む約70名で構成されている。

定期総会の冒頭、佐藤栄代表は「国会情勢や、衆・参議院の在り方を見ても、自治体議員フォーラムとしてしっかり支えていかなければ、今よりも大変厳しい状況になる」と懸念した。
また、来年から始まる地方選挙、そして統一地方選挙についても、「今の民主党の流れを引きずっていくと前回よりもシビアな戦いになる」との見解を示した。
今後の党の再生について佐藤代表は、「地方から行っていかなければならない。そのためにもしっかり準備をして体制を整え、取り組みを行っていく」と決意。
この定期総会をもって、フォーラムとして今後も実のある活動を行っていくために、参加議員に協力を求めた。

その後、2014年活動計画、会計予算、会則改正、役員改選が審議され、満場一致で承認された。

記念講演では古本伸一郎衆議院議員が本部組織委員長の立場として「民主党再建と地方組織強化」と題し、約1時間にわたり講演した。
その中で、来年2月に開催予定の党大会において、暫定総支部と行政区支部の運営について党則を改定することを説明。
古本衆議院議員は、「党勢拡大と地方組織強化を行う上で、従来通りの方針では地方議員の方々の活動を制限してしまう」と指摘したうえで、「組織を作り上げるのは大変苦しい。しかし、海江田代表が中央で奮闘し、1ポイントでも支持率を上昇させることが地方議員の方の役に立つとともに、地方強化につながる」と訴えた。

会場に駆け付けた福田昭夫衆議院議員からは「行政区支部を各市町に設立すれば、地方議員の活動がしやすくなり、いい改革となる」とした。
また、現在、自治体選挙の公募要項行っていることにふれ、議会における数の必要性を説いた。
福田衆議院議員は、「民主党が原点に立ち返るには、まず地方組織を充実させ強化をすることから始めなくてはならない」と指摘した上で、「栃木県も一人でも多くの地方議員を増やし、民主党が国民、県民の皆様からもう一度信頼を得られる政党になることに邁進したい」と述べ、閉会した。

あいさつする佐藤栄代表

講演する古本伸一郎衆議院議員