9月4日、大気の状態が不安定になったことに伴い、竜巻とみられる突風や落雷が宇都宮市、鹿沼市、矢板市、塩谷町において発生した。
竜巻は、各自治体において住家や商工業施設などに相当な物的被害を及ぼしたほか、一部において人的被害も発生し、更には農業用施設の損壊による農作物等への被害もあった。

【鹿沼市内の被害状況】

【矢板市内の被害状況】

民主党栃木県連は、これらの早期対策を講じるべく同日夕刻より、鹿沼市・矢板市・塩谷町の対策本部を訪ね、被害状況の把握に努めるとともに、被害が発生した各所の現地調査を行った。
また9月5日には、現地調査の結果を踏まえ、県に対し「竜巻等被害に関する緊急要望」を栃木県庁にて行った。
民主党・無所属クラブの 松井正一副幹事長は「早急な調査と災害救済法の該当案件があれば速やかに対応してほしい」と立言。要望書を受け取った福田富一知事は、「被害状況の調査結果を把握したうえで、早急に対応していく」とした。
なお、要望書の内容は下記の通り。
1.災害状況の調査を早急に実施した上で、「災害救助法」の適用に向け早期に国に申請すること。
2.「被災者生活再建支援制度」の積極的な活用を図り、被災自治体ならびに被災者への支援体制を早急に確立すること。
3.「栃木県農漁業災害対策特別措置条例」の積極的な活用を図り、被災農家の救済と農業用施設の復旧に向けて早急に対応を図ること。
4.県民生活に著しく支障をきたす災害箇所については、予算措置を速やかに行い、復旧に努めること。

塩谷町長より被害状況の聴取 (左から)福田昭夫県連代表、見形和久塩谷町長、松井正一県議、斉藤孝明県議

福田富一知事(中央)に要望書を手渡す (左から)加藤正一県議、福田昭夫県連代表、松井正一県議、斉藤孝明県議