3月24日(土)午前10時からホテルニューイタヤにて「第16回定期大会」を開催した。

県連役員をはじめ200名を超える代議員が出席し、仮議長の玉木朝子副代表、議長団の加藤正一県議および福田智恵宇都宮市議の進行により、2時間半にわたり報告や活動計画などの審議を行った。

開会にあたり、富岡芳忠代表代行は、これまでの政権運営と現体制に対し言及し、「国民が託した政権交代の意義を見直さなければならない」と指摘。その上で、「真の政権政党として皆様のご期待に応えられる政治を実現すべく取り組んでいきたい」と述べた。

代表者挨拶に立った石森久嗣代表は、東日本大震災の被災者の方々に哀悼の意を表し、その後、参加者全員で黙とうを捧げた。

石森代表は、東日本大震災一周年追悼式に出席したことに触れ、今も被災者の方からの強い訴えを反芻しているとした。その上で、「国民の意見をしっかり聞き、それを政治や法律に反映するのが議員の役目である。栃木県連は国に提言できる組織を目指し、邁進してきたが、さらに県連が成長していくよう、実りある定期大会にしていきたい」と挨拶した。

当日は約60名のご来賓にお越しいただき、代表して連合栃木青木義明会長、佐藤順一副知事、佐藤信鹿沼市長、入野正明市貝町長、真瀬宏子野木町長、業界団体の代表者の方々からご祝辞をいただいた。

次第に沿い活動報告・活動計画へと進行。登壇した松井正一幹事長は、昨年の活動について東日本大震災をはじめとする不測の事態や県内外の山積する諸問題に対して、栃木県連は政権与党の一員として全力で取り組んできたことを報告。

また『2012年活動計画』として、政権政党としての重責を真摯に受け止め、度重なる自然災害からの復旧・復興や経済悪化など負の連鎖からの脱却、議員等擁立に向けての組織強化・拡大、県連各委員会の活動等を提案した。

更には、「『国民の生活が第一』のさらなる実現に向け、不退転の決意で県連一丸となって臨んでいく」と訴えた。

その後の質疑応答では、「消費税増税法案についてなぜ党内で一本化できないのか」と代議員から現在の党の姿を憂いた意見が出された。これに対し、石森代表は「バラバラになるためにではなく、一本化するために、正しいものを作り上げるために議論している」と理解を求めた。

簗瀬進常任顧問は『大会宣言』として、これまでの活動の総括と本年の活動強化に向けて、挙党一致で取り組むとともに、確固たる政権基盤を確立するために活動していくことを提案。

また、次期衆議院総選挙、参議院通常選挙での勝利に向けて、野田代表のもと結束を固め邁進することを盛り込んだ『特別決議』を保母欽一郎選挙対策委員長が提案し、両議案とも満場の拍手で承認された。

大会最後には、田城郁副代表を先頭に行った“官僚主導の政治から国民主導の政治への実践”そして、“国民の生活が第一の政治の実現”に向けた『頑張ろう三唱』が会場全体に響き渡った。

閉会の言葉は、谷博之常任顧問が代議員の方々へ感謝の意を表すとともに「原点に立った立党の精神の意義をかみしめて、明日に向かって堂々と国民のために最後まで立ち向かっていく」と力強く訴え締め括った。

なお、今年は役員改選の中間年であるため、一部改選と補充のみの提案を福田昭夫常任顧問が行い、承認された。