2025年10月8日 自治体議員フォーラム栃木「第12回定期大会」および「記念講演」開催
10月8日、『自治体議員フォーラム栃木』は宇都宮市内において「第12回定期大会」を開催した。同フォーラムは、住みよい県・市町の実現と自治体組織の強化を目的に結成され、現在は党所属議員や友好議員、OB・OG議員など29名で構成されている。
大会冒頭では、駒場昭夫国民民主党栃木県連代表があいさつに立ち、「直面する課題を正面から取り上げる講演会の開催や北関東ブロックでの研鑽を通じて、政策立案能力の向上と会員相互の連携をさらに深めたい」と述べた。
大会では、地域の声に丁寧に耳を傾け、課題解決と地域活性化に取り組むことを柱とした活動計画が承認されたほか、役員改選も承認された。
大会後には「記念講演」を開催。フォーラム会員のほか、連合栃木や支援組織、一般参加者を含む約80名が聴講した。講師として榛葉賀津也参議院議員(国民民主党幹事長)が登壇。『国民民主党の挑戦とこれからの展望―共に描く日本の未来―』をテーマに、近年の政治情勢と国民民主党の取り組みを中心に、現場の実感を交えながら語った。榛葉議員は、国民民主党の結党から2024年の衆院選までの厳しい状況を振り返り、「様々な活動や政策を訴え続けたが、議席も地方議員も増えず、党の知名度や支持率も伸びない厳しい時期が続いた」と述懐。24年の衆院選では7 議席から28議席へ、25年の参院選では17名が議席を獲得し、議員数が大幅に増加したことに触れ、「自公政権が衆参両院で過半数割れを起こし、政治環境が大きく動いた」と指摘した。そして、日本では税金の上振れが続いており、平均して6 兆~ 7 兆円規模で税金が取られすぎている現状に触れ、その是正として「103万円の壁」の解消や「ガソリン減税」など、国民民主党が掲げてきた具体策について説明。「労使交渉や企業努力だけでは限界がある。取りすぎた税金を国民に返すべきだ」と強調した。さらに、「この国を支えている働く現役世代を強くすることが、高齢者や子どもたちを守るための土台になる」との考えを示し、これまで軽視されがちだった働く世代の政策を国民民主党は最優先課題として掲げていると訴えた。参加者からは、現場目線で語られる政策論に熱心に耳を傾ける姿が見られ、地域と国政をつなぐ重要な機会となった。

榛葉賀津也幹事長

講演の様子


