ms

 宇都宮市のLRT計画について、中止を求め活動を行う政治団体「LRTの中止を求める会」は、10月6日、金子とおる事務所で設立大会を開催した。
 政党、市民団体、個人が加入するこの会は、今後、本格的な反対運動を行うとともに、宇都宮市長選挙に挑戦する金子とおるさんの支援団体として、政治活動を本格化させる。
 代表を務める田城郁県連副代表は、「宇都宮市のLRT導入は市民の半数以上が反対している。民意に沿った交通網を共に考えていきたい」と訴えた。
 県連の福田昭夫代表は、「市民の声は(LRT導入阻止が)もう手遅れだと聞くがそんなことはない。まだ遅くないが、しかし、今回の選挙がラストチャンスだ」とし、残された時間を全力で活動することを誓った。
 加入者は、今後も募集していく。
20161007lrt-cancellation01 20161007lrt-cancellation02

決意を語る金子とおる氏

事務所開き風景

9月30日、宇都宮市長選挙に立候補を予定している金子とおる氏(民進党栃木県連推薦)は、宇都宮市内にて後援会事務所開きを開催した。

呼びかけ人代表としてあいさつに立った柏倉祐司1区総支部長は「11月に行われる宇都宮市長選でLRT計画に白黒をつける」と断言。「皆さんのお力もお貸しいただき、私たちの手で何としてもLRTを止める」と強調した。

激励に駆け付けた福田昭夫県連代表は、幾度となく住民投票を否決し、市民合意を得ないままLRT計画を進めている市政に対し「宇都宮市政には民主主義がない」と批判。「今回の選挙で皆さんの意思を強く示してほしい」と求め、「LRT計画中止に向けて、私たちも一致結束し全力を尽くす」と挨拶した。

また田城郁県連副代表は、LRT計画の中止を訴える多くの市民団体から構成された『LRTの中止を求める会』の代表に就任したことを報告。「LRT計画には、多くの市民から疑問の声があがっている。LRT計画は一旦中止し、民意を問うべき」と述べた。

金子とおる候補予定者は、事務所開きにあたり感謝の意を伝えた後「LRTよりも教育、医療、福祉の充実が優先。市民の意見を取り入れ、公共交通ネットワークを考え直す」とし、「市民の意見が入る、市民が幸せになる市政を目指して活動していく」と決意を述べた。

あいさつに立つ柏倉祐司1区総支部長

あいさつに立つ福田昭夫県連代表

あいさつに立つ田城郁県連副代表

決意を語る 金子 達 氏

11月13日告示、20日投開票で行われる宇都宮市長選挙に、民進党推薦で立候補予定の金子 達氏が9月13日、県庁記者クラブにて政策記者会見を行った。

金子氏は「今回の選挙は、LRT導入の是非を問う実質的な住民投票にあたる重要な選挙」とLRT導入計画の中止を最大の公約とすることを発表。

また「LRTよりも教育、医療、福祉の充実を図ることで、生き生きとした活気あふれる人にやさしい宇都宮市にしたい」と訴え、日本一の地域包括ケアシステムの構築や若者の就学支援などの実現にも意欲をみせた。

会見する(左から)今井恭男宇都宮市議、金子 達氏、福田昭夫衆院議員、佐藤栄県議)

政策記者会見

記者会見を行う(左から)今井恭男副幹事長、柏倉祐司1区総支部長、金子達氏、福田昭夫代表、田城郁副代表、松井正一幹事長

決意を語る金子達氏

9月5日、民進党栃木県連は緊急幹事会を開催し、本年11月に行われる宇都宮市長選挙(11月13日告示、20日投開票)において、医師の金子達氏(58歳・新人)を推薦候補予定者とすることを決定した。

幹事会後行った記者会見で冒頭、福田昭夫県連代表は「市長選に向けて、大変期待のできる候補者を擁立できた。今回の選挙でLRT事業に決着をつけるため、県連として全力を挙げて取り組む」と力を込めた。
県連と連携し、宇都宮市長選への候補者擁立を行ってきた柏倉祐司1区総支部長は「人選に大変苦労したが、LRT問題はもちろん、医療、子育て、介護と多岐にわたり論戦できる素晴らしい候補者」と紹介した。

民進党から推薦候補予定者として決定を受けた金子氏は「LRT事業をはじめ、市民の声を無視することは非常に問題」と市政の在り方について言及。「宇都宮市を変えていかなければならない。人にやさしい、活気あふれる宇都宮市にしたい」と決意を語った。

■金子達(かねことおる)プロフィール■

昭和32年(1957年)12月11日生まれ
宇都宮市在住
星ヶ丘中学校・宇都宮高等学校・昭和大学医学部卒業
金子耳鼻咽喉科クリニック院長

知事に要望書を渡す県議団(左から、船山幸雄県議、平木ちさこ県議、加藤正一県議、斉藤孝明県議、佐藤栄県議、松井正一県議、中屋大県議、山田美也子県議)

「民進党栃木県連(代表:福田昭夫衆院議員)」ならびに県議会会派「民進党・無所属クラブ(代表:佐藤栄県議)」は8月29日、県庁にて「2016(平成28)年度9月補正予算及び政策推進に関する要望」を県知事に提出した。

今回は新規2項目を含め、19項目を要望。
要望書提出にあたり、佐藤代表は介護保険制度改正に伴う問題点について「介護費は全国でも最低額の24.5万円。要介護認定率については、15.6%と下位から5番目。介護は重要な問題であるので早急に要因を分析してほしい」と言及。また、指定廃棄物最終処分場問題やLRT整備に触れ、国や宇都宮市に対して見直しを行うよう強く求めた。

9月12日、これらの要望について福田富一知事より回答を受けた。
知事は冒頭「一般会計補正額は223億円余、補正後の予算総額は8405億円余となる見込み」と示し、「国の経済対策に積極的に対応するとともに、県民生活にかかわる緊要な課題に適切に対処することとして編成した」と述べた。

回答後に行った記者会見で佐藤代表は「課題が残った回答であり、内容がかみ合っていない」と指摘。また加藤政調会長も「プラスとして受け止められたものが少ない。来年度予算編成に向けて、会派として課題を提起した内容」と批判し、「今回の回答を受け、9月議会において追究していく」と述べた。

回答を受ける県議団(手前から、中屋大県議、山田美也子県議、松井正一県議、斉藤孝明県議、佐藤栄県議、加藤正一県議、平木ちさこ県議、船山幸雄県議)

 

記者会見を行う県議団

「2016(平成28)年度中間期における政策推進及び9月補正予算等に関する要望書に対する回答」   2016(平成28)年度中間期における政策推進及び9月補正予算等に関する要望書に対する回答