12月13日(金)、民意なきLRT導入を阻止する会(代表:上田憲一氏)は、宇都宮市内で導入検討されているLRT(次世代型路面電車)の是非を問う住民投票の実施を求める署名簿を宇都宮市に提出した。

この署名簿は住民投票条例の制定請求をするもので、地方自治法により定められた署名数(宇都宮市選挙管理委員会告示:8,318名)を得た場合、宇都宮市は議会で住民投票実施について採択しなければならない。

11月8日から開始された署名活動は、多くの署名収集人(受任者)や署名者、さらにはこの活動を支援する方々で行われ、結果、32,419筆の署名となった。

提出後、会見に参加した上田代表は1ヶ月という短期間で、押印まで必要な今回の署名にこれだけ多くの方々が協力いただいたことに御礼を述べるとともに、署名の人数には表れない更に多くの賛同者がいたことを紹介。
今後の署名簿の扱いについて上田代表は「宇都宮市議会の皆様には、これだけの市民の思いを必ずや受け止めていただけると確信している」とした。

提出された署名簿は、宇都宮市が精査し、来年1月2日に有効署名者数の告示がされる。
翌3日から9日まで縦覧および異議申し立て期間を経た後、2月中旬頃までには臨時議会招集により住民投票の実施有無について採択される見通し。

≪民主党栃木県連役員出席者≫松井正一県議、斉藤孝明県議

宇都宮市選挙管理委員長に署名簿を渡す上田憲一代表(右)と阻止する会役員

記者会見にのぞむ阻止する会役員

12月7日、宇都宮市内において「自治体議員フォーラム栃木 第6回定期総会」が記念講演と2部構成で開催された。

『自治体議員フォーラム栃木(代表:佐藤栄県議)』は栃木県連内に組織し、自治体議員及びOB議員、民主塾生を含む約70名で構成されている。

定期総会の冒頭、佐藤栄代表は「国会情勢や、衆・参議院の在り方を見ても、自治体議員フォーラムとしてしっかり支えていかなければ、今よりも大変厳しい状況になる」と懸念した。
また、来年から始まる地方選挙、そして統一地方選挙についても、「今の民主党の流れを引きずっていくと前回よりもシビアな戦いになる」との見解を示した。
今後の党の再生について佐藤代表は、「地方から行っていかなければならない。そのためにもしっかり準備をして体制を整え、取り組みを行っていく」と決意。
この定期総会をもって、フォーラムとして今後も実のある活動を行っていくために、参加議員に協力を求めた。

その後、2014年活動計画、会計予算、会則改正、役員改選が審議され、満場一致で承認された。

記念講演では古本伸一郎衆議院議員が本部組織委員長の立場として「民主党再建と地方組織強化」と題し、約1時間にわたり講演した。
その中で、来年2月に開催予定の党大会において、暫定総支部と行政区支部の運営について党則を改定することを説明。
古本衆議院議員は、「党勢拡大と地方組織強化を行う上で、従来通りの方針では地方議員の方々の活動を制限してしまう」と指摘したうえで、「組織を作り上げるのは大変苦しい。しかし、海江田代表が中央で奮闘し、1ポイントでも支持率を上昇させることが地方議員の方の役に立つとともに、地方強化につながる」と訴えた。

会場に駆け付けた福田昭夫衆議院議員からは「行政区支部を各市町に設立すれば、地方議員の活動がしやすくなり、いい改革となる」とした。
また、現在、自治体選挙の公募要項行っていることにふれ、議会における数の必要性を説いた。
福田衆議院議員は、「民主党が原点に立ち返るには、まず地方組織を充実させ強化をすることから始めなくてはならない」と指摘した上で、「栃木県も一人でも多くの地方議員を増やし、民主党が国民、県民の皆様からもう一度信頼を得られる政党になることに邁進したい」と述べ、閉会した。

あいさつする佐藤栄代表

講演する古本伸一郎衆議院議員

民主党栃木県鹿沼市支部(支部長:松井正一県議)は、12月7日、鹿沼市内において総会を開催した。

支部長あいさつに立った松井正一県議は、今後の民主党の在り方について「民主党の地方組織をどう固めていくか。今まで至らなかった点をどう反省し、今後に活かしていくかが重要だ」と指摘。その上で「今日の総会をその節目としたい。皆様と一つ一つ地道に行動していきたい」と参加した鹿沼市支部所属党員・サポーター約100名に訴えた。

総会前に行った記念講演には、荒井聰衆議院議員(民主党役員室長)が講師として駆けつけてくださり、『民主党再建』に向けた取組みついてお話いただいた。

荒井衆議院議員は民主党が大惨敗した主な理由として、「党内分裂」「マニフェストの不履行」「総選挙の解散時期」の3つを挙げた。

党内分裂に至った原因については、「党内で『政策』をまとめきれなかった」と指摘。その上で、これらの解決策として「『次の内閣』のもとに政策調査会を6つ作った。ここでの議論等をはじめ、地方議員も含め政策をまとめていく」とした。

また、今後の民主党に求められることについて荒井衆議院議員は、「私たちには必要なのは、地方に根をはり、何が国にとって必要か議論し積み重ねていくことだ」と締めくくった。

その後、行われた総会では大貫毅鹿沼市議の司会・進行により今年度の活動方針等が力強く決定された。

総会開催にあたり、荒井衆院議員のほか、来賓として福田昭夫衆議院議員、田城郁参議院議員、そして佐藤信鹿沼市長にも出席いただいた。

記念講演を行う荒井役員室長

講演に聞き入る参加者

松井正一県議(鹿沼市支部支部長)[左]と大貫毅鹿沼市議(鹿沼市支部幹事長)

支部長あいさつする松井正一県議

11月20日(水)、 民主党青年委員会北関東ブロック(所属県連:栃木県・埼玉県・茨城県・群馬県)は、埼玉県連主催で陸上自衛隊練馬駐屯地にて視察を行った。

今回訪問した練馬駐屯地は、陸上自衛隊第1師団の14ある部隊の一つ。陸上自衛隊第1師団は、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、山梨県、静岡県の1都6県の防衛・警備・災害派遣・国民保護などを担当している。

自衛隊は、本来、国際貢献や国防が主な役割だが、警察、消防の手に負えない状況となった場合には災害支援も行っている。
近年は、東日本大震災や新潟県中越地震に出動し、最近では伊豆大島土砂災害の救出救護にもあたった。

今回の視察では、第1師団で所持をしている装備品を見学。中には、実際に災害や被災地で使用したものもあり、普段見ることのできない装備品の説明を自衛官から聞くことができ、参加者からは興味深く質問も多数出た。

説明していただいた防衛省自衛隊埼玉地方協力本部広報室長の雄山3等陸佐は「自衛官は国を守る使命のもと、国民の期待を裏切れないという気持ちと、国民の期待がエネルギーとなって活動している」と話し、自衛官の任務遂行への思いの強さと被災された方々への労りと支援の大きさを実感した。

また、今後の課題として災害等に迅速に対応するには、自治体と自衛隊との密なコミュニケーションが必要とし、「自衛隊だけでは守りきれないこともある。県内、市内、各自治体の考え方や防災対策をまとめてもらい、自衛隊と連携して安心安全な地域づくりを進めていきたい」と話した。

偵察用オートバイの説明

野外炊具1号の説明

衛星単一通信可搬局の説明

人命救助システムの説明

浄水セット逆浸透型の説明

青年委員会北関東ブロック視察参加者

その後、さいたま市内の会議室にて「北関東ブロック第1回総会」を開催した。
2013年活動報告および2014年活動計画を県連ごとに報告。また、今回は役員改選を行い、新代表に栃木県連所属の落合誠記壬生町議が選任された。
来年以降、統一選挙の前哨戦である地方選挙があることから、北関東ブロック所属議員全員の当選と更なる結束を誓い頑張ろう三唱を行い閉会した。

北関東ブロック第1回総会にて あいさつに立つ三神さいたま市議

総会参加者

懇親会参加者

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