2010年 中間自治体選挙結果 (記載年齢は選挙告示時)

■那須烏山市議会議員選挙■ (4月18日告示、25日投開票 定数:18 投票率:71.92%)

当選 推薦  高田 悦男(たかだえつお)さん(61歳) 929票・2期目

■下野市議会議員選挙■ (4月18日告示、25日投開票 定数:21 投票率:57.70%)

当選 推薦 高橋 芳市(たかはしよしいち)さん(65歳) 934票・1期目

■新栃木市議会議員選挙■ (4月18日告示、25日投開票 定数:旧栃木市15 投票率:68.45%)

当選 公認 大武 真一(おおぶしんいち)さん(64歳) 2,545票・1期目

■益子町長選挙■ (4月6日告示、11日投開票 投票率:69.00%)

次点 推薦 田崎 博之(たさきひろゆき)さん(39歳) 4,769票

■日光市長選挙■ (4月4日告示、11日投開票 投票率:70.82%)

次点 推薦 星 一男(ほしかずお)さん(62歳) 23,567票

■日光市議会議員選挙■ (4月4日告示、11日投開票 定数30 投票率:70.79%)

当選 推薦 青田 兆史(あおたよしひと)さん(46歳) 1,782票・1期目

当選 推薦 齋藤 文明(さいとうふみあき)さん(55歳) 1,777票・2期目

当選 推薦 川村 寿利(かわむらひさとし)さん(61歳) 1,690票・1期目

当選 推薦 鷹觜 孝委(たかのはしたかとも)さん(62歳) 1,485票・2期目

当選 推薦 手塚 雅己(てづかまさみ)さん(55歳) 1,429票・2期目

当選 推薦 加藤 優(かとうまさる)さん(58歳) 1,376票・2期目

次点 推薦 川添 芳廣(かわぞえよしひろ)さん(61歳) 1,106票

推薦 斎藤 信夫(さいとうのぶお)さん(50歳) 818票

■壬生町長選挙■ (3月23日告示、28日投開票 投票率:64.04%)

次点 推薦 鈴木 史郎(すずきふみお)さん(67歳) 8,235票

■壬生町議会議員選挙■ (3月23日告示、28日投開票 定数16 投票率:64.02%)

当選 公認 落合 誠記(おちあいせいき)さん(45歳) 1,550票・3期目

 

11月4日(金)、民主党栃木県連は県連事務所にて記者会見を行い、来春の統一地方選挙における第1次公認・推薦候補予定者31名を発表した。
候補予定者と会見に出席した山岡賢次県連代表は、「民主党は地方でねじれ現象にある。地方議員の絶対数は重要で、党本部、県連としても地方選挙を重視している」と語った。
また、福田昭夫県連幹事長は、今後、さらなる擁立を目指す考えを示した。

 10月31日午後、岡田克也幹事長が本県を訪れ、企業視察や本県選出国会議員主催の集会等に参加した。

じめに足利市内の精密部品製造会社を訪れた岡田幹事長は、工場内で製品が完成するまでの工程を視察した。
同社会長が、円高により大企業が生産拠点を海外に移転する現状を不安に感じるとしたことに対し、岡田幹事長は「円高をどう乗り越えるかは、日本の空洞化を防ぐために非常に大事な問題」と応じた。
視察終了後、鉄工業に従事する約30名の方々と意見交換を行った。

 次に足利市民プラザで本県5区の富岡芳忠衆院議員とともに、約100人の市民のみなさんと意見交換した。

 冒頭、富岡議員が挨拶に立ち、「4年間の候補者生活を経て皆さんのお陰で議員にならせてもらった。同時に歴史的な政権交代を果たした」と昨年の総選挙を振り返り、国会議員として、政権交代にこめられた国民の皆さんの思いに応えるべく、「その使命をしっかりと果たしていきたい」と改めて強い意志を表明した。

 そのうえで富岡議員は、「官僚主導の政治に終止符を打って、利権、既得権益の構造を打ち破ると言う原点に立ち返って、『国民の生活が第一。』の政治をしっかりとやるのが我々のつとめだ」と訴え、岡田幹事長のリーダーシップのもと、一致結束して新しい国づくりに挑戦しているところだと述べ、引き続きの民主党への支持を求めた。

 「期待が大きかった分、きびしい声もいただいている」とも語った富岡議員は、早々に結果を出すよう求める声は承知しているが、半世紀以上にわたった自民党政治の膿をしぼりだして政治の体制をつくりあげている、取組みのまさに第一歩で、今の時代に沿う、ふさわしい政治を築き上げている途上にあるとして、「じっくりと地に根を張って4年間かけてつくりあげていく」と宣言し、そうした民主党の取組みを更に支持してほしいと訴えた。

 続いて岡田幹事長がマイクを握り、「現在は大事な時期であり、しっかりと取り組んでいきたい」と述べ、まず、政権与党となった今、国民の皆さんの声をしっかりと受け止めるためにも足腰を強くすべく、統一地方選では多くの民主党の仲間の当選に向け、力を尽くしていきたいと強調した。
岡田幹事長は続いて、「党の中がしっかりとまとまって責任を果たしていく」ことの重要性を説き、あわせて党改革を進めていくと宣言。政治とカネの問題について透明性を高めていくことを改めて宣言した。
同時に岡田幹事長は新興国のエネルギーを我が物として日本も発展していくために、「国を開いていくこと」が重要だと指摘するとともに、少子高齢化社会にあった、医療・年金・介護制度の確立を、国が支える形での制度改革の必要性を訴え、その実現を目指す民主党への支持を求めた。

 引き続いて行われた質疑応答では事業仕分け、自民党による悪政からの転換のあるべき姿、普天間基地、子ども手当て、中小企業円滑化法、地方議員増への取組み等のテーマが取り上げられ、質問に対して岡田幹事長は自らの考えと党の方向性を示した。

 足利市から宇都宮市・東日本ホテルへ移動し、栃木県第1区の石森久嗣衆院議員とともに、会場を埋め尽くした約300人の皆さんとともにタウンミーティングを行った。

 最初にマイクを握った石森議員は、「当選から1年、右も左もわからないなか、ひたすら突っ走ってきた」として、朝一番のバスに乗って家を出て国会へと通う日々のなか、「医療・介護・社会保障をどうにかしたい」という、国会議員を目指した初心の実現に向け力をつくしていることを報告した。

 脳外科医として医師・看護士の苦労を目の当たりにし、たらいまわしに会う患者さんの実態を見てきた経験をふまえ、その思いを国政に届け、地域で生まれ育ち学び、地域で安心して暮らし、最期を迎えられる社会をつくっていきたいとの思いの実現に取り組んでいると重ねて語った。

 「まだまだ充分だが、ひとつだけ自信をもって報告したい」として、議員連盟の中心メンバーとなって取り組んでいる脳卒中対策基本法案を紹介。議員のなかで唯一の脳外科医であり、栃木県が脳卒中の死亡率が全国一位でもあるなか、ぜひとも成立をはかっていきたいと訴えた。

 また、崩壊寸前の地域医療が日本国中に共通してある現状に危機感を示し、社会保障を充実させる必要性を指摘。「そのためには税収がふえていかなければならない。そして、そのためには経済を発達させなければならない」と問題提起。栃木においては、CO2排出量が日本で一番低いという点に着目して、環境に重視した戦略による企業誘致などを考えることも重要だと指摘した。

 そのうえで石森議員は、民主党に求められているのは社会保障の充実と経済の発達とそれに見合うだけの税収のアップだと指摘。「そういう強い政治、リーダーシップを、政治を求めている」国民の皆さんに応えていくのが民主党だと力説した。

 続いて岡田幹事長は、「幹事長は縁の下の力持ちだと思っている」として、「民主党という党を日本の政治の本流を担う政党として、さらに成長させていかなければならない」と語った。

 同時に岡田幹事長は公平で透明な党運営の重要視を指摘し、「国民の皆さんから見てわかりやすい民主党でなければならない」と述べ、その実現を約した。
さらに、「政権をしっかり支える党でなければならない」と述べ、菅政権を一丸となって支えていくのが党の役割だと強調した。

 そのうえで岡田幹事長は、今、日本の政治が取り組むべき課題として二つを列挙。第一に、社会保障制度、年金、医療、介護、子育ての制度の再構築の重要性を指摘した。

 第二には「国を開いていかなければならない」と提議し、「閉塞感をこわすには国を開いていくしかない」として、国内にも充分に目を配りながら国を開いていくことに菅直人総理を筆頭に頑張っていくことを宣言し、強い経済を確立していく重要性を訴えた。

 

 この日最後の日程となる栃木県連・連合栃木役員との意見交換会を同ホテル内で行い、統一自治体選の勝利に向け、取組みの一層の強化を求めた。

 会では、県連代表の山岡賢次衆議院議員、連合栃木の青木義明会長、岡田幹事長のそれぞれの挨拶に続き、約30分にわたって懇談。県連からは谷博之、田城都両参院議員、福田昭夫、石森久嗣、富岡芳忠、玉木朝子各衆院議員、簗瀬進県連常任顧問が出席した。

1月24日(日)、宇都宮市内のホテルで、今夏の参議院選挙で3選を目指すやなせ進参議院議員の総合選対結成大会を宇都宮市内のホテルで開催した。
参加者約150名を前に県連代表・谷博之参議院議員は「民主党の政策実現に向け、参議院での安定過半数をとるため絶対に負けられない戦いである。1人区であるここ栃木県での勝利こそ2倍の成果を得る事ができる。磐石の態勢を今から作っていかなければならない。これらの認識を統一し、みなさんと力の限り全力でたたかい抜く」と訴えた。
本県選出の国会議員も多数参加し、「官僚主導から国民主導の政治へ」「安定政権の早期樹立」等を訴えた。
また、必勝に向けての具体的な取り組み方針や役員等を参加者全員で確認した。
これらを受けて、やなせ進参議院議員は「大変心強い態勢を作っていただいたことに感謝申しあげる。これからの日本の政治の歴史にとって大きな意味になる選挙である。新の民主主義を定着させるかどうかの改革の戦いをさせてほしい」と決意を述べた。

 

鳩山由紀夫総理(代表)は23日、本県を訪れ、総理就任後、初めての地方視察を県内5カ所で行った。
本県選出の山岡賢次衆議院議員(第4区)、簗瀬進参議院議員らの案内で最初に向かったのは益子町。JA野菜直売所を視察した鳩山総理は、農協関係者の説明を熱心に聞き入り、また途中では、ビニールハウス内で「とちおとめ」をほおばり「甘い」と笑みをこぼす場面もあった。 益子焼窯元共販センターでは、伝統工芸・益子焼の焼き物展やろくろ作業を見学し、「紙コップ等の使い捨て文化が陶磁器産業を厳しくしている」との関係者の訴えに、環境問題の観点からも「そうならないよう努力していく」と応じた。好みの一品を選んで、ぐいのみを購入したりもした。

続いて鹿沼市では医療機器製造会社「ナカニシ」を訪れ、会社概要の説明を受けた後、工場内で歯科医療機器の製造過程を見学した。

さらに宇都宮市では、夜間認可保育所と高齢者医療・介護施設を訪問。保育所で園児の保護者や職員と懇談した際、「県内初となるこのような場所(夜間認可保育所)に預けられた私たちは幸運である」との保護者の声がある一方で、「待機児童が多く、預ける場所が見つからない」との切実な声に対して鳩山総理は、「政府としても深刻に受け止め政策に反映していく」と伝えた。

介護施設では、院長から療養病床の削減、介護保険制度の破綻が進む今、何とか現場の制度設計を進めてほしいと要望を受けた。これに対し総理は「国がこの現状を認識し、お金も含めて支えなければならない」とした。

全ての視察を終えた鳩山総理は、宇都宮市内のホテルで「鳩山総理と語る夕べ」と題した栃木県連役員、自治体議員、連合栃木役員との懇談会に出席。県連代表の谷博之参議院議員からの歓迎あいさつに続いてマイクを握った鳩山総理は、昨年の衆議院議員選挙の御礼を述べ、続いて「今夏の参議院選挙は大変重要な選挙。この場では、民主党代表として、民主党議員の必勝に向け、皆さんのご協力をお願いしたい」と、栃木選挙区での完全勝利の実現と民主党への支持を参加者に訴えた。

なお、今回の視察では鹿沼市から福田昭夫衆議院議員、宇都宮市から石森久嗣衆議院議員が同行。また懇談会には玉木朝子衆議院議員も同席した。