「キッズハウスいろどり」での視察風景

国民民主党本部は、党認知度アップ活動の一環として国会議員不在県への支援活動を実施している。
その取り組みとして、8月10日、本部より階猛衆議院議員および大西健介衆議院議員が来県し、「キッズハウスいろどり」への視察および連合栃木役員との意見交換会、県内3ヵ所での街宣活動を行った。

まず、はじめに宇都宮市内にある「キッズハウスいろどり」を訪れた。 「キッズハウスいろどり」は、『子ども食堂(食べる)』、『子ども寺子屋(学ぶ)』、『農業体験やキッズキャンプの実施(遊ぶ)』をワンストップで行う施設で栃木県若年者支援機構が運営している。
「キッズハウスいろどり」は開設にあたり、クラウドファンディングで寄付を募り、約145万円の支援を受け、その支援金を建物の改修や食材、運営費に充てた。また、子ども食堂での調理や学習支援など多くのボランティアが参加。ローテンションでサポートをし、補助金に頼らず自主事業として運営を行っている。
支援制度について塚本竜也栃木県若年者支援機構副代表は「小さい頃から地域とのつながりを持てれば、困難を抱える若者が今後少しでも減少するのではという思いから、子ども食堂をはじめとする総合的なサポート活動を始めた」と説明。また、キッズハウスいろどりの運営スタッフ荻野友香里さんは「栃木県内には、いろどりのような施設が少ない。子どもの貧困を理解してもらいながら、地域の人と連携し、地域で子ども、若者を育む場を増やしたい」と強調した。

その後、宇都宮市内2カ所、小山市内1カ所にて街宣を行った。
街宣活動にて階猛衆議院議員は「国民民主党は『自由』、『共生』、『未来への責任』の基本理念のもと、穏健保守からリベラルまでを包摂する国民が主役の改革中道政党として設立した。大変厳しいスタートだが、全国各地で地道な活動を行い、国民が第一の政治を実現するために、結束して全力で取り組んでいく」と訴えた。また、大西健介衆議院議員は党基本政策の『プロジェクトABC』にふれ、「国民民主党は結党の際、大きな目標として、日本の新たな活力を生み出していくことを掲げている。そのための総合戦略として『プロジェクトABC』を打ち出した。人口知能AIの「A」、ベーシック・インカムBIの「B」、コミュニティの自立の「C」の3つの柱から成り立つ」と説明。そして、「このプロジェクトABCに党を挙げて取り組み、国民生活を守る政策を提案し、対決ではなく解決を示す政党を目指す」と決意を語った。

街宣を行う階猛衆院議員

街宣を行う大西健介衆院議員

「キッズハウスいろどり」前にて(左上から:斉藤孝明県議、大西健介衆院議員、階猛衆院議員、眞壁俊郎那須塩原市議、落合誠記壬生町議 左下から:塚本竜也栃木県若年者支援機構副代表、荻野友香里さん[栃木県若年者支援機構子ども食堂・学習支援担当])