説明を受ける参加者

7月13日、民主党青年委員会北関東ブロック(所属県連:栃木県・埼玉県・茨城県・群馬県)は、埼玉県連主催で東京都議会議事堂・民主党控室にて研修会および総会を開催した。

研修会では「東京オリンピック・パラリンピック」について東京オリンピック・パラリンピック準備局競技担当部長および運営担当課長から説明を受けた。
2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックは、大会招致時のコンセプトとして「都市の中心で開催するコンパクトな大会」を掲げ、大都市の中心で開催することによるダイナミックな祭典、かつ選手村を会場配置計画の中心に設置して約85%の競技会場が8km圏内に配置されるなど、移動時間の短縮が可能なコンパクトな配置計画となっている。

メインスタジアムは、1964年東京オリンピックでメインスタジアムとなった国立霞ヶ丘陸上競技場を建て直して建設される新国立競技場(別名:オリンピックスタジアム)。その他、主に内陸部の「ヘリテッジゾーン」と臨海部の「東京ベイゾーン」に分けられ、各会場群にて競技が行われる予定。
東京五輪開催に向け、経済効果も期待される一方、スタジアム等の建設にあたっては課題も多く残されている。(1)整備費の高騰、(2)恒久的な施設の運用、(3)都民生活への影響、が懸念されるが特に、整備費については招致段階では、1,500億円と試算されていたが建設費や人件費等の高騰により4,500億円にも膨らんでしまった。
この打開策として、2014年12月にモナコで行われたIOC総会において、開催都市の提案権を認めることや財政負担軽減等を含む40項目が提案された「アジェンダ2020」を採択。その方針に基づき、なるべくコストをかけない計画に見直しすることとした。そして新規施設の建設を極力避け、既存施設を改修して最大限活用することで2,500億円にまで削減されたことが紹介された。
そして、事前キャンプについて福岡市の受入事例が説明されると、事前キャンプの誘致に関心を持つ多くの参加議員から、自身の地域への誘致活動を見据えた質問が出された。

研修後は、小山くにひこ都議会議員の案内のもと都議会議事堂内および都庁内、委員会室や都議会図書室、都議会PRコーナー、都庁内の防災センターなどを見学した。

 

議事堂内を見学

議事堂内を見学

その後、「北関東ブロック第2回総会」を開催。冒頭、落合誠記(壬生町議会議員)北関東ブロック代表は、これまでの各地域での選挙支援の御礼と今後予定されているブロック内所属議員選挙について、全員当選に向けての選挙支援をあらためてお願いした。
そして、本部来賓として出席した民主党青年委員会委員長の黒岩宇洋衆議院議員は「若い世代が頑張ることで、若い世代に信頼される政治をつくる。そのためにも青年活動をより活発にし、選挙に強い組織をつくっていく」と決意を語った。また「個人の活動を強化するとともに、お互いが支えあいより良い青年委員会活動を行ってほしい」と要請した。
2014年活動報告および2015年活動計画を三上尊志(さいたま市議会議員)幹事が報告、提案。そして、今後行われる北関東ブロック所属議員全員の当選と更なる結束を誓い、頑張ろう三唱を行い閉会した。

総会にて挨拶をする落合代表

挨拶をする黒岩青年委員長

参加者全員での頑張ろう三唱