民主党栃木県連は11日、8月10日に接近した台風11号により著しく被害を受けた県内各地を視察した。

視察に参加した県連役員は、被害の大きかった鹿沼市北赤塚で県担当部局より被害概況について説明を受けた後、壬生町内の園芸農家施設へ移動。

倒壊したイチゴのビニールハウスや倒木を前に、被災者からの今後の要望等について熱心に聞き入った。
「本年2月の大雪被害の際には、国や関係自治体等から約9割の支援を受けられたと聞いている。今回も同様の支援が受けられるのか」と今後を不安視する被災者の声が多く寄せられた。

民主党栃木県連は調査後の会議で、今後、早期に国や関係自治体に必要な要望を検討するとともに、公平性を欠くことなく被災者の救済に全力を挙げることを確認した。

【参加役員】

佐藤栄県議、松井正一県議、斉藤孝明県議、加藤正一県議、大貫毅鹿沼市議、落合誠記壬生町議、田城郁参議院議員(代理)

【被害状況】

7月21日から22日にかけて都内にて「2014女性議員ネットワーク会議 総会・研修会」が開催された。
「女性議員ネットワーク会議」は様々な政党に属する全国の女性議員をメンバーとした団体で、当日も全国から100名が参加した。

初日は全体会から始まり、世話人紹介、2013-2014年度活動報告、2014-2015年度行動計画(案)、アピール(案)、海江田代表に宛てた要望書(案)が提案された。
その後、埼玉県で行っている貧困の連鎖を断ち切る取り組みとしての教育支援事業(アスポート)について「子どもの貧困について」と題し、服部孝埼玉県福祉部社会福祉課主幹が講演を行った。
埼玉県は2010年9月から「生活保護受給者チャレンジ支援事業」として自立支援を開始。埼玉県から委託を受けた民間団体が「教育・就労・住宅」の三つの分野から生活保護者へ支援を行っている。講演では、教育支援事業を主に取り上げ、深刻な実情の説明があった。

次に、石巻市立病院開成仮診療所所長の長純一医師が「被災地石巻の地域包括ケアへの取り組み」について講演し、石巻の地域包括ケアの現状と課題を訴えた。
その後、南部美智代連合副事務局長が「男女雇用機会均等法について」とする講演で、均等法の内容と社会に及ぼした影響について説明した。

2日目は、「『学び合い』- 一人も見捨てない教育を目指して-」と題し、西川純上越教育大学教授が、現在の教育現場の実情について講演した。教授が実践している子どもが自分たちで学び合い、教え合う「学び合い」の授業における成果も報告された。
その後、「民主党の少子化・男女共同参画政策について」党少子化・男女共同参画特別部門役員との意見交換が行われた。参加者からは、待機児童、放課後児童保育、就労・復職支援等について、様々な質問、意見が出された。

総会では、郡和子男女共同参画委員長が民主党を代表してあいさつし、「統一選に向けた取り組みに尽力いただきたい」と総力戦を求めるとともに、「民主党のクオーター制についてもっとはっきり示していきたい」と要望した。
そして、行動計画およびアピールが決議。海江田代表へ宛てた要望書を議決した後、党少子化・男女共同参画内閣特別部門会議座長である神本美恵子参議院議員と郡和子男女共同参画委員長へ手渡された。
また、今年はブロック世話人の改選年であり、北関東ブロックからはあべともよ群馬県議が選任された。

7月22日、都内にて「女性議員ネットワーク会議 北関東・東京ブロック研修会」が開催された。

来年の統一選挙に向けて「再選のための戦略ポイント」と題し、氏家良介氏をアドバイザーに迎え講演を行った後、各議員の選挙区情勢や、前回の結果、地域の特性等の情報交換、選挙に向けた課題や今後の活動についての意見交換が行われた。

参加した議員は、「今まで情報交換を行ったり、活動についての悩みや課題を共有できる機会がなかったため、大変有意義な研修となった。来春の統一選に向けて結束が高まった」とし、充実した研修を振り返った。

(参加者:あべともよ群馬県議、山本正乃埼玉県議、設楽詠美子茨城県議、大谷洋子豊島区議、大津浩子東京都議、遠藤めい子多摩市議、赤江なつ北区議、永見朋子栃木県連副事務局長)

意見交換する参加者

参加者から意見を聞く氏家良介氏

7月18日、19日の2日間にかけて札幌市内において、「第2回民主党青年委員会全国大会」が開催され、本県からは落合誠記壬生町議と斉藤孝明県議が参加した。

初日にまず札幌市内にある円山動物園にて視察を行った。円山動物園は、1951年に国内で10番目の動物園として開園し、北海道では最も古い動物園である。
2008年6月に経済産業省資源エネルギー庁から「太陽光や風力発電など新エネルギーを積極的に導入し、市民が新エネルギーを見て触れて理解できる施設」として『次世代エネルギーパーク』に認定され、新エネルギーパークの整備を進めてきた。
園内では、太陽光発電、太陽熱利用、木質バイオマス、風力発電、雪冷熱利用を導入し、様々な施設において新エネルギーを利用している。

円山動物園視察

円山動物園視察

円山動物園視察

 

視察後、ホテルにて中島岳志北海道准教授による「民主党はいかなる方向性をとるべきか」と題した講演を行った。
次に(株)アノンの野沢高一代表取締役から「定数別選挙必勝法」について講演を受け、参加者はそれぞれの選挙区定数別にわかれグループディスカッションを行い、互いの選挙情勢等意見を交わした。

2日目の全国大会にて、冒頭あいさつに立った津村啓介青年委員長は、先般の滋賀県知事選挙において、全国の青年委員会の仲間が応援に駆け付け貢献し、見事当選を果たしたことに感謝の意を表した。
また3年前の委員長就任時を振り返り「まず青年委員会の立て直しを行ったが、それまでバラバラだった若い組織をひとつにまとめることに苦労した」と当時の思いを語った。(1)11ブロックの立ち上げ、(2)若手・学生との交流、(3)団体交流、(4)海外交流を成し遂げ、青年委員会の統制を図るために努力してきたことを明かし、そして、「民主党の歴史は始まったばかり。私たち青年委員会がエンジンとなってこれからの民主党、そして日本の政治、世界に貢献できる日本を、ともにつくっていこう」と力強く述べた。

あいさつに立つ津村啓介青年委員長

あいさつに立つ海江田代表

そして、海江田代表へ、「臨時大会の開催」、「自治体議員選挙における青年候補支援」、「米英中などの海外政党青年組織との交流事業の予算化」を明記した提言を手渡した。

全国大会終了後、青年委員会有志により札幌大通公園にて街頭演説会を開催し、ブロックごとにリレー演説で民主党の理念、政策等を訴えた。

2日間にわたる全国大会・研修会は、統一選全員当選のための結束力を深める意義深いものとなった。

 

全国大会参加者

札幌大通公園にて街頭演説会

街頭演説をする落合誠記壬生町議(右)、斉藤孝明県議(左)

記者会見を行う阻止する会役員

民意なきLRT導入を阻止する会(以下、阻止する会)(代表:上田憲一氏)は、7月10日栃木県庁内記者クラブにおいて記者会見し、阻止する会としてこれまでの活動の総括を行ったことを報告した。

上田代表は、昨年実施した住民投票条例制定に向けた署名活動を振り返り、多くの受任者、署名者の方々がご協力いただいたこと謝意を表した。しかし、その思いは届かず宇都宮市議会が条例制定を否決したことに改めて憤りを示し、悔しさを述べた。

また、総括のチラシを作成したことに触れ「このチラシを活用して、今後、より多くの宇都宮市民の皆様にLRTについて関心を持っていただき、阻止する会として活動を広げていきたい」とこれからも会の運動を継続して行っていくことを力強く語った。

「これまでの活動報告概要版チラシ」 クリックで拡大(PDFダウンロード)